忍耐力が導くもの・・・子どもの部・書き初め

年始は何と言っても「書き初め」です。

オリンピックイヤーの今年、努力と忍耐で歩んだアスリート達の4年という歳月にスポットが当たります。
努力を続ける忍耐力は、スポーツ選手ばかりでなくいずれの方のあらゆる場面にも必要とされます。

書き初め手本・山本玲葵

日々のお稽古での小さな努力の積み重ねは勿論ですが、年に一度の書き初めは、そうした心を養う為の習練の時間として大切にしています。
毎年、幼稚園児から高校生まで、書き初め作品に長い時間を費やし書き込みます。

子どもの部・書き初め練成会風景

この練成会が終る頃は誰もがくたくたで「疲れた・・・」と口にします。疲れるほど書道作品を書き込める、のめり込める機会はそうそうありません。こうした鍛錬の場が心を強くしてゆくと考えています。

お教室の風景

通常の半紙作品にお稽古が戻ると、皆さんが拍子抜けしたように「あれ!こんなに小さい紙だった?」「え!もうお稽古終るの!早すぎる!」と思わず口にします。
忍耐力が導いてくれたのは、自分の成長への気付きと達成感。

「自分で自分を褒めてあげたい」と語ったのは五輪女子マラソン銀・銅メダリストの有森裕子さんですが、皆さんも少しばかり自分を褒めてあげても良いかもしれませんよ!
ひとつ階段を上り、表情が凛々しい一年の始まりですから。

 

初春・日本文化に思いを巡らせる年の幕開け

令和2年 子年
謹んで初春のお慶びを申し上げます。

書・「道」山本玲葵

本年は2020年東京オリンピック・パラリンピックの年です。
多様な文化に育まれた方々が日本を訪れます。
こんな時にこそ、自分の育まれた日本文化についてゆっくり思いを巡らせてみたいものです。

玲書館は書道の楽しさをお伝えする事は勿論、書道をとおして、日本文化を考える取り組みにも一層努めて参ります。

書・山本玲葵

皆様のこの一年が、新しい風を受け一層 輝きを増す年となりますよう、お祈り申し上げます。

日本文化書道院 玲書館
山本 玲葵

お詫び・お問い合わせフォームの不具合につきまして ⇒ 解消致しました10/17

※トラブル解消致しました。10月17日

 

お問い合わせが集中しております中、当館のお問い合わせフォームが
不具合を起こしており、9月末からのお返事等の対応が大変遅くなっております。
大変申し訳ございません。

お電話でのお問い合わせを再開致しました。
<玲書館 03-3439-5521>
〇お名前
〇折り返しのお電話番号(着信履歴と同一ですと有難いです)
を留守番電話にメッセージとしてお残しください。

ご迷惑をお掛け致します。
よろしくお願い致します。

玲書館 山本玲葵

書くことは楽しい! <大人たちのペン編>

いつかお仕事が落ち着いたら・・・、いつか家庭が一段落したら・・・、
いつか・・・ いつか・・・ と歳月を過されていた大人の方々に
漸くその ” いつか ” がやってきたのです!
ご年齢、男性や女性などにかかわらず、やっとの思いでこのお教室に辿り着いた方ばかり。
ですから・・・ 書く、書く、書く、書く、書く・・・

わあ!
皆さんの作品を重ねたらこんな厚さに・・・!

外野の目も気にせずご自宅でお教室で、嬉々として筆やペンを握ります。
だって、書く事は楽しいから!

そんな皆さんが大いに発奮するのは、年に一度の春のペン特別昇段級試験(希望者受験制)です。
理想は高く、難しいから続けることに価値がある。
この春も、皆さん猛烈に熱く書き込みました。

~生徒さん方の素敵な作品~

お教室の皆さんに、どうしてそんなに書くの? と尋ねたら、口を揃えてこんなお返事が返ってくるでしょう。
「 だって書く事は楽しいから! 

お教室で、いつか・・・と、大切な思いをあたためていらした方々とお稽古をご一緒出来る事は幸せです。
さて、私も書こう!!
皆さんもご一緒に書きませんか!

 

※ 一般部は、残席数がわずかとなりました。
19時半からは一部満席となり大変混みあっております。)
ご入会ご希望の方は、お問い合わせフォームよりご相談ください。

あなたの書きたい言葉は何ですか?

新年号の発表と共に 新年度が幕開けました。
平穏な歳月が、ひとつの時代となりますようにお祈り致します。

お教室へフランスから書道体験の方がお見えになられました。
医師で学者のご夫妻は定期的に来日、日本文化に造詣の深い方々です。
香りに敏感なお国とあって、墨の香り、微かな室内のアロマにまで意味を求められる。
何て素晴らしい感性なのだろう。

墨を磨るお時間にも興味と理解を示してくださり「とても心地好い」と語る。
筆のやわらかな特質に驚き、ままならないものを操りながら1枚毎にコツを得てゆく。
筆が自分と一体化してゆく感覚に陥り、書の奥深さを感じた」と没頭したお時間を熱く語ってもくださる。
最後に何かお好きな言葉を書きませんかと話すと、彼女は「人生」と書きたいと仰った。

初の書道体験で見事に書きあげた言葉「人生」。

その豊かな文字と包容力溢れる笑顔に、マダムの人生を、そしてその歩まれた時代をも重ねみる・・・。

私はこうしてまた書の魅力に気付かされ、胸を熱くする。

多くの外国人が自身の大切な言葉をもっていらっしゃる。

あなたの書きたい言葉は何ですか?
わたくしは・・・

春を告げるお便り

まだ春浅い2月、梅の香りをのせて1通のお便りが届きました。
お仕事で遠く離れた生徒さんからでした。

お手紙は、便箋を選び、ペンを選び、言葉を選び・・・
そんなところから始まる特別なお時間のように思います。
そうこうして、やっと机に向かう・・・

このお手紙がどんな風にして、わたしの手もとに届いたのでしょう・・・
思いを馳せて封を切る瞬間は格別なものです。

わたしもまた、そんなお時間を過しお返事をしたためます。

桜前線が北上してくるこの時期は、入学、就職など人生の節目を迎える方も多くいらしゃる事と思います。
是非ペンをお手にとって、思いを託すお手紙を綴ってみてください。

謹賀新年 2019年

謹んで初春のお慶びを申し上げます。

2019年、光をたくさん浴びてお教室のお稽古始めです。

朝の光が気持ち良いように、書の時間はなんて気持ち良いのでしょう!!
視界に広がる紙の真白な輝きが、お陽さまを浴びた時の爽快感に似ているからでしょうか・・・
真白な紙に筆を下ろす瞬間の緊張感と、書き終えた時の達成感。
今年もたくさんの方と書を通して、楽しみの場や学びの場を共有出来ましたら嬉しいです。

笑顔あふれる一年に致しましょう!

本年もどうぞよろしくお願い致します。

ガラス1枚

このガラス1枚の向こうから、いったい幾人の方が
この空間に足を運んでくださった事でしょう。

昨日お稽古納めをした世田谷教室。
本日は大掃除、ガラス磨き。

プレオープンの朝、このガラスを一所懸命磨いてくださった方。
朝の熱いコーヒーを買いに走ってくれた方。
お花やお菓子をあれこれ吟味たずさえて訪ねてくださった皆様方。
そしてお贈りくださった皆様方。
本当にありがとうございました。

お教室の開設にあたっては、大変多くの方々にお力添えをいただきました。
こんなあたたかい方々に支えられている事に感謝の思いを深くします。

皆さんが気持ちよくこのガラス扉を開け、あたたかい思いを持ち帰って
いただけるよう一所懸命ガラスを磨きます。
ガラスを磨いていると皆さんの笑顔が見えてほっこりします。

また新年、このガラスの内側から皆様をお待ちしていますね。


キュッ! キュッ!