2015年7月 アウトフィールド書道・道普請作業について

 全国植樹運動発祥の地・筑波山麓で行われた山道の整備活動に、小学5、6年生の生徒らと参加しました。
 ササ薮の道を抜けてしばらく歩くと「発祥の地」記念碑がひっそり佇んでいます。
 林野庁茨城森林管理署長の安永正治様より日本の森林80年史についてのお話しを伺った後、東京農業大学の宮林茂幸教授のご指導の下、作業を始めました。
 木を伐倒し、皆で力を合わせ綱で引き上げ、風倒木等と一緒に階段状に仕立てます。クイを打ち込む木槌はとても重く、持ち上げるのもやっとですが、徐々に扱いに慣れてきます。いろいろな節をもつ木をノコギリで切り抜いていくと、自然に周りから歓声が上がりました。
 汗だくで活動する大人の方々や農大の学生さん方の姿を真近にして、教室の子供たちも真剣な眼差しで作業の仲間入りをします。
 森の精気たっぷりの中で大人に見守られ、世代を越えて、様々な生きる知恵と技術はこうして受け継がれていくのだと感じます。