※本展覧会は国連グリーンウェーブ参加企画です
http://greenwave.undb.jp/event/
多数のご来場ありがとうございました。
2015年5月23〜24日、三軒茶屋 キャロットタワー4階(世田谷文化生活情報センター内)において、玲書館の社中展を開催しました。開催にあたっては多くの団体や個人の方々にご支援、ご協力賜り、玲書館一同、深い感謝の想いで過した二日間でした。
「間伐材を使用した額作品等の書作品がお伝えする森林への想いに、自然界の清々しい音響と屋久杉の癒しの香りが一体となって、森の空気をそのまま感じる展覧会ですね。」「穏やかな気に包まれた今までにない展覧会でした。」等々、ご感想を沢山お寄せいただきました。
森林ボランティア活動も展開し、日本文化や環境を考えながら、書をとおして〝伝える” 取り組みをこれからも続けていきたいと思います。
貴重な週末の休日にお越しくださった皆様、誠にありがとうございました。
山本 玲葵
会場風景
①テープカットは世田谷区長 保坂展人様、林野庁森林整備部長 本郷浩二様、公益社団法人国土緑化推進機構専務理事 梶谷辰哉様、前公益社団法人大日本山林会会長・現財団法人森林経済研究所理事長 箕輪光博様、書玄会会長 加藤裕様、世田谷区教育長 堀恵子様、NPO法人地球の緑を育てる会理事長 石村章子様にお願いしました。
②来賓として、世田谷区長 保坂展人様、林野庁森林整備部長 本郷浩二様、公益社団法人国土緑化推進機構専務理事 梶谷辰哉様からご挨拶を賜りました。保坂区長は書道展について2回にわたりツイートしてくださっています。館を代表し、心より御礼申し上げます。
③東京農業大学教授 宮林茂幸様からはメッセージを頂戴しました。
④東京大学名誉教授 箕輪光博先生にご対談頂きました。数理理論の世界的第一人者であり、森林経営学がご専門の箕輪先生。「何でも訊いてくれて良いよ」と懐の大きいお言葉をかけてくださり、そのお言葉に甘えて森で釣りをしたり、野山を駆け回って遊ばれた少年時代のお話をお聞きしました。森に親しむと頭が良くなる! 書道は集中力が上がる! 「感、環、関」の”三かん”を覚えて、森とかかわり書と親しんでいきましょうと、楽しいお話をうかがいました。
⑤そのほか、会場内の様子などをご紹介します。
⑥最後に今回の特別企画のご紹介です。
~ 音楽サウンドスケープと書 ~
音楽・小滝みつる(友情出演)
音響・田口音響研究所 田口和典(友情出演)& 山下シュウヘイ(友情出演)
書・山本 玲葵
著名なアーティストに楽曲を提供するほか、キーボード奏者としても大晦日の紅白歌合戦に出演する等ご活躍の小滝みつるさんが、お忙しい中を駈けつけてくださいました。 音響は世界の音楽シーンやアーティストを支える最高の音色、田口音響スピーカーの田口和典さんと、山下シュウヘイさん。素晴らしい音に包まれてのライブパフォーマンスとなりました。
音楽と書のライブでは、
「雨 やさしき雨の気持ち 頬をつたい大地うるおし 緑は輝き放つ」
と書かせていただきました。
リハーサルもどきは搬入の日。
紙も筆も墨も忘れて来た私に「お! やるな!」と小滝さん。
道具を取りに戻るなどバタバタとして、その日はイメージを擦り合わせる事がやっとでした。
それでも小滝さんは「なまのライブ感を大事にしたいから、ぶっつけ本番の方がかえって良いと思うよ。」との言葉を帰り際にプレゼントしてくださいました。
そしてパフォーマンス当日。
ドラマティックな音に心撃ち抜かれ、筆は宙を描き、繊細な音色に筆は波立つ。予測が出来ない一瞬の出合いが作り出す世界。
以前、音響プロデューサーの宮本宰さんが「音楽と書が一体になった時、素敵な化学反応がおきそうです」とおっしゃった言葉を思い出しました。
ぶっつけ本番ライブの醍醐味と、不思議な化学反応体験を楽しませていただきました。
ご観覧いただいた皆様の心にも、時に激しく、そして時にやさしい雨が一滴でも降るかのごとき体験をご提供できておりましたら幸いです。
ライブ後のトーク。
小滝さん「ん! 薄墨できたか! と思った。」
山下さん(音響)「ここらで、もう一回くらい雨を降らせてみようかと思って降らせてみた!」
小滝さん「わ! 踊り出した! と思った。」
玲葵「え? 踊ってた?」
田口さん「うんうん、踊ってた。」
玲葵「え~ うそ!」
田口さん「踊ってた。」(一同笑)
田口さん、小滝さん、山下さん、ありがとうございました。
(2015.7.15更新)